自然災害が増えると火災保険料の負担が増える?
現在の保険金の支払い状況
大規模な自然災害が起こった場合に多額の保険金が支払われている現状があります。
こうした現状を受け、損害保険料率算出機構は火災保険の参考純率の改定を実施しました。
火災保険料の負担増加傾向
参考純率が上昇すると、火災保険料の引き上げにつながることになります。
なぜなら、保険料率は保険料を算定するのに使う純保険料率(参考純率)と付加保険料率からなり、これをほとんどの損害保険会社が採用しているからです。
保険料の負担増を避けるためには
1.保険金が払われなくてもよい条件の範囲を広げる
火災保険には免責金額を設定できる商品が多くあります。
保険の内容をよく確認して、自己負担が重くのしかからないように保険金が支払われる場面を想定しながら、免責金額を検討することをおすすめします。
2.実損填補の意味をよく理解して二重に加入しない
損害保険はその損害に対して、元に戻せる分のみ支払われるという大原則があるため、複数の保険をかけていたとしても支払われるのはあくまで、損害と同等の金額までなのです。
加入内容も見直して、補償が重複していたら解約することで保険料の負担を減らせる場合があるかもしれません。
3.長期契約にする
一般的な火災保険では、保険期間が長期のものを契約する方が保険料は割安になります。
4.築浅住宅割引など、各種割引の仕組みを利用する
築浅住宅割引以外でも、ネットで加入できる保険の中には、Web申込割引、証券ペーパーレス割引、ホームセキュリティ割引、ノンスモーカー割引、オール電化住宅割引など多種多様な割引が適用される保険もあります。
ご自身の加入状況や必要な補償をふまえたうえで保険について検討し、保険料を抑える工夫をしていきましょう。