火災保険の免責金額とは?設定する際の2つのポイントを紹介します
火災保険の免責事由
・契約者・被保険者の故意もしくは、故意とみなされるような重大な過失によって生じた損害
・契約者・被保険者の法令違反の行為が原因で生じた損害
・戦争や・核燃料物質により発生した損害
・建物や家財の経年劣化により生じた損害
この中でも特に要注意なのが、「建物や家財の経年劣化により生じた損害」です。
なぜなら、経年劣化と自然災害が重なるケースが極めて多いからです。
火災保険の免責金額設定方式
免責金額の設定についてですが、実は、2つの方式があります。
フランチャイズ方式と免責方式です。
フランチャイズは後述しますが、少し前の火災保険では標準的についていました。
最近の火災保険では、免責方式が一般的となっています。
これは、一定の自己負担額を決めて、損害額からその自己負担額を除いた金額を、保険金として支払うという方式です。
免責とフランチャイズ
フランチャイズ方式は、一昔前の火災保険の風災補償に、20万円の免責金額で標準的についているケースがほとんどでした。
フランチャイズ方式は、一定の金額までは全額自己負担で、一定の金額を超えたら全額保険金が支払われるというものです。
免責金額の設定で気を付けること
1つは、自己負担をどれだけできるかを考えることです。
一般的に、貯金がある程度あって、損害が起こっても5万円から10万円くらいであれば、自己負担してもいいようでしたら、免責金額を高く設定して、保険料を抑えることを考えましょう。
もう1つのポイントは、補償の内容ごとに免責を設定できる保険会社を選ぶことです。
建物がある立地や環境を確認し、どの補償内容による損害が起きやすいか、置きにくいかを確認して、免責金額を決めていくといいでしょう。
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<参考資料>https://shizensaigaichosashi.jp/kasaihoken-mensekikingaku-point-shoukai/